3日目
やっぱり4時に目が覚める、でも今日は寝つきが良かったので まあまあスッキリ
今日はすぐに出発できるのでさっさとパッキングする、6時前に走り出す。
俺より早く出て行ったバイクは2台だけだった。
ノシャップ岬を見てから日本海側の直線道路を走り出す、
このまま行っても天塩町(てしおちょう)まで70kmガソリンスタンドが無いので
稚咲内(わかさかない)の交差点を曲がって、豊富町に出て国道を走る。
美深のコンビニに寄ってからホクレンのセルフで満タンにする。
今回の目的その２(その１は道の駅スタンプ)
「道北スーパー林道」に向かう。
ダートが50km位は続く。
美深町はここを観光地的に推してるんだよな。
美深町側のダートの始まり
パンパンっと手を打って気合を入れて走り出す。
ヘッドライトは遠目でLEDスポットも点灯、超まぶしい、
これで良いんだ 日中の林道は。
出会いがしらで衝突しない為の対策を取る、
ビックリして握りゴケするのは自分じゃなくて相手。
林道では危険予知が浅い奴がコケる。
入ってすぐ2台のトライアル車(ナンバー付き)とすれ違った
夫婦かな？楽しそうに走っていた。
17km登って、函岳への分岐点の加須美峠
真っ直ぐ行くと本線で左へ行くと函岳頂上
まずは真っ直ぐ進む。
枝幸町が建てた看板
はっきりと「スーパー林道」と書いてあるね
枝幸町側に下るといきなり道路が砕石じゃなくて80mm位の切り込み砂利になった！
コロッコロの浮き石だ、マズイ、転びそう。下りでこれはダメだわ～。
後ろにBox付けてると腰が引けなくてホントこわい。
ずっと切り込みかとビクビクしたけど、そこだけだった、
ほとんどはこんな感じの砕石路盤で走り易かった。
これなら70km位出せる。
平均50km位だったかな。
美深町側は函岳観光を町で推してるからか、ダートもグレーダーが入ってて走りやすいけど、
美深町側は「まあ乗用車も通れますよ、4WDを勧めますけど・・」位の道の状況だ。
それを右に進むとすぐに「天の川トンネル」が有って
トンネルを抜けてから700m進んで左に出てくる林道入り口が
「風烈布(ふれっぷ)林道」だ。
ここは今までと比べて細めの道幅で水たまりも結構ある
林道らしい林道だ。
これを抜けるとオホーツク海に出られる。
夢中で走る、やっぱり平均50km位だ、
荷物を積んだクロスカブでダートを走るのは手強い、ハンドルとキャリアの間で
フレームがボヨンボヨン捻じれ続けているのが判る、気持ち悪い。
転ばない為に真剣だ。
そして道の両側が牧草地になって来たらダートが舗装に変わって
少し行くと国道238号線との交点、ゴールだ。
ここは昨日稚内に向かう時に通ってる場所だ。
北海道の上の方を左回りで回ってきた事になる。
出口の国道上に新型アフリカツインが止まっていて
「オッこれから林道に入るのか？」と思ったら
国道を行ってしまった。
なーんだ だよ。
ここがオホーツク海側の入り口
ここでガソリンは半分近く減っている、峠越えは燃費が悪いな。
さて戻るか、今回は往復だ！
走って来た林道を又戻る。
往路ですれ違ったオフ車の団体、そいつらの走った跡が砂利に残ってるんだけど
ブラインドの右コーナーでもベッタリ インについて走っている、ガキ臭い奴らの走り方だ。
そいつらが戻って来て正面衝突するのが怖いので、見通しの効かないコーナーは
ずっとホーンを鳴らしながら走った。ホーンって効果が有るんだ、結構聞こえるものだから。
加須美峠まで戻って来た、
分岐を右に曲がって函岳頂上へ 向かってみる。
ここは晴れたら直線林道の遥か向こうに頂上のレーダーがポツンと見える場所なんだけど
今日はとにかくダメだ。
写真を撮っていたらWR250Xの人が停まって、少し話した。
見えないですねー、しょうがないですねー と。
とにかく頂上に走る。
よっしゃ無事着いたぞ、道北レーダーだ。
ドロドロだよ。
レーダー裏のホントの函岳頂上にあったケルン
俺も小さいのを一個積んだ。
前に来た時より大きくなってる気がする。
晴れてたら遠くにオホーツク海が見えるんだけどな。
よし目的完了だ、下りよう。
カブにまたがって少しゆっくり目に林道を下る。
もう燃料計の針は赤に入っていた、長い林道だわ。
走ってると夢中だから あっという間なんだけどな。
で、旭川を通って無事に転ばずに家に帰ってこれた、
良かった。
2日半で1200kmだった。
