青空

北海道でオフロードバイクのブログ

G450Xのスイングアームシャフトのカジリ

スイングアームベアリングのグリスアップをしなくちゃと シャフトを外し始めたのだが
レンチを振っていると途中から手ごたえが変わり回らなくなってきた
ネジ山が潰れてネジが壊れて外れてくる時のイヤーな感じがレンチに伝わって来る。
これはネジ部分が錆びてもうダメになってるんだなと思い、交換覚悟で最後まで外した。
 
抜いてみるとネジ山は無事で、不具合があったのはシャフトの中間位の所だった
ちょうどスプロケッットの所位のシャフト表面の表面処理(メッキ?)が1cm角位割れて
無くなっており、その下の芯材自体も削れている!
シャフトの右側のボルト部分にレンチをかけて廻していたのだが
どうやら損傷部分が内部で当たっていた様でそれでシャフトが廻らず抜けなかった様だ。
内部をウエスで拭き取ると欠けたメッキの破片が出てきた、これも挟まって
悪さをしていたのか?
 
どうもこの症状はG450X共通の事の様だ、他のホームページのG450Xでも同じ症状の画像が
出ていた。
何だろう、表面処理が悪いのか?
それともその部分に変な力が内部でかかってしまうのか?
「駆動を掛けるとエンジン自体がずれて、この細いシャフトに無理がかかり
内部で微妙にシャフトが曲がり、表面処理が割れる→更に削れる。」って感じなのか?
こんなのリコールだよな。
 
とにかくシャフトは交換だ、部品代は13,041円(シャフトのみ) ベアリングはしつこくグリスアップしていたので
まだ使える、シャフトに対するシール(外形2cm位の)は注文した(3,087円)、中に水を入れたら厄介な事になりそうなのでこれも交換だ。
 
エンジンのフレームに対する固定方法が大丈夫?って感じる位弱そうだし、ブラケットのネジがゆるんでたら
こんなになっちゃうのか?(今回は緩んではいなかったのだが・・)
根本的にもっとがっちりフレームにマウントした方がいいのかも。
TE449は大丈夫なのかな?
 
その他
新しい純正部品が出ている、「新型チェーンドロップガード」ってやつだ
ドライブチェーンのガードの強化対策パーツみたいで、これはガードの機能強化ってのが
改良の理由みたいだが、「サブフレームのマウント部分(メインフレーム)とエンジンのケースを繋げる」と言う構造の為、エンジンマウント強度のアップ(ズレ防止)って効果を狙ってるのかも。(関係ないか・・ケース側のネジ穴はそんな力かけたら割れそうだもんな)
これも注文した(4,746円)。
 
※追記
シャフトが抜けてこなかった原因部位が分かった
左側の「cover」と言う名称の2つ目ナットの内側にカジリ痕ががっちりと付いていた。
それとシャフトの雄ネジのすぐ横のテーパー部角の表面処理が擦れて無くなっている
こことナットの内側がかじっている。
シャフトの締め付けでテーパー部の表面処理がすでに壊れていた?
どっちにしても表面処理の問題だと思う、軟らかすぎる。  
 
※更に追記
シャフトを元に戻してグリスアップしている時に気付いたのだが
シャフトには2か所穴が開いていて、両側からグリスガンでグリスを圧入する様になっている
今までシャフトを抜いて再度差し込むときにグリスを表面に塗りつけて差し込んではいたが
グリスを圧入はした事は無かった。
今回両側から圧入してみると これが結構入るのだ、シールからジューっと出てくるまで
なかなか入る。
シャフトは両端まで全部中空ではなく、おのおの途中の穴まで開いているだけだ。
もしかしたら今回のシャフト表面破損は単なるグリス切れの潤滑不足だったのかも・・。