青空

北海道でオフロードバイクのブログ

雪上フリーライド(クラストした雪原を100キロで走る)

見ての通り雪の上、積雪深は1mはある。
でも表面が硬く凍っているからタイヤが埋まらないで走れる。
サイドスタンドが使える位固い。


季節は4月の上旬だったはず
バイクはTT250Rだ(もう売っちゃって無いけど)
この時の場所は家の横の河川敷
時間は朝の6時位、気温は零下10度位だ。

自分の足でガンっと雪を踏んでも2~3cmしか足跡が付かない位硬い
普通の土の上を走るくらいのスピードを出せる
100km/hは普通に出るんだ
こういう時の何がすごいかって
夏では走ることが物理的に無理って箇所が
走れる様になる事。

写真は河川敷なんだけど
山が面白いんだよな
高さ1m位の草木やいろんな溝が全部雪で
なだらかに埋まってて道路じゃ無いところも
どこからでも上って行けるんだ!

雪の傾斜具合だけを気にしながら
あとは好きなルートを走る
木々の間を縫ってガンガン雪のルーストを撒き上げながら
標高を稼いで行く爽快感!なまらいいぞ。

タイヤは普通のEDタイヤで十分
友達なんか標準のトレールタイヤで
登ってたし。
パワーはあるほうがいい、TTじゃ
アンダーパワーだったな山では。
レーサーで走る時はセッティングに注意だ
オーバークールとリーンになりすぎての
焼きつきはすぐに起こる
高いギアで連続全開走行が基本だから

みんなで行ける時は山へ、一人の時は河川敷へ
一人で山へ行って埋まったら本当に死んじゃうから
アタックは一人ではダメ
だから一人の時は河川敷へ行って隣町まで
雪上ツーリング、これもいい。

山や河川敷でたまにモービルとすれちがうんだけど
必ずギョッとした顔をする「何でここにバイクがいるんだ?!!雪だぞ?!」
って。
モービルの走った跡を走るのがいやだ
フロントのスキーの跡が残ってそれが凍ってて
バイクでそこを走ると一発でフロントから転ぶ
怖いぞ。


冬の終わり頃に
何日間か天気が良かったり、雨が降ったりして雪の表面が解けて
そしてその日の朝が天気が良くて、放射冷却現象がおきて
氷点下10度以下位になることが走れる条件。

しかもそれが休日の朝ってのがなかなか無いんだ。

山に行くんなら3人位集まれないとちょっと怖いし
すべて条件が揃った時にだけ出来る貴重な遊びだ。

ここ何年かは行けてない、暖冬でガリッと
しばれない、困ったもんだ。

今年は行きたいな、バイクも新しくなったんだし。