青空

北海道でオフロードバイクのブログ

さあ道東へ。1(次から次バイクが来るので挨拶の左手を下げられない、昭和の道東はスゴかった)

1980年代前半、あの頃は休みが安定していなかった
この商売(工事現場)をしていると雨が休みってのが普通だったから
日曜日毎週休めるかってのは決まっていなかったんだ
だからお盆は貴重なんだな、気合も入ったぞ。

休みは3日間、短いね、でも十分。
目的地は決まっている屈斜路湖の和琴半島湖畔キャンプ場と
羅臼の熊の湯の国設羅臼温泉キャンプ場だ

準備はいいぞ、今回は任意保険にも入った
前回は入っていなかったんだ、今考えると危ないなあ。
荷物も減らした、何ヶ月か乗ってだいぶγにも慣れてきたし
キャンプでいらない物もちょっと分かった
さあ行こう出発

まず帯広に向かう、バイクでは初めての狩勝峠
寒かったなあ、でも我慢して下る
芽室付近で国道がガッと広くなる
道東の風景になり出す
帯広から十勝川を渡って上士幌方向に向かう
足寄を通って阿寒横断道路を経由して弟子屈に走る

ツーリングのバイクがすごい、いるいる
俺もその一人だ、すれ違いの挨拶も
次から次に来るもんで左手が下げられない時がある
本当だぞ、あの頃はとにかくすごい数のバイクが走っていたんだ。

まず弟子屈を経由して硫黄山に行った
登って黄色い岩の上にカメラを置いて記念撮影
ゆで卵を買って走り出す、ちょっとガソリンが心配だったので
弟子屈に戻って満タンに、スーパーでビールを買い込む
ちなみにコンビニは存在していなかった。

結構いい時間になってきた
お盆の北海道は7時に日が暮れる
キャンプ場開いているかな?
サイトはあるかな?だいぶ心配だ
湖畔に着く、チェックインする前にイモ団子を買って食う
ウマい

水際のキャンプ場があったのだがその時はその存在を知らなかった
丸太で四角く一張り毎に仕切られたキャンプ場の方にチェックインする
横までバイクを持っていけないのでちょっと大変
減らしたとはいえやっぱりなんでもかんでも持っていかないと
気が済まない俺だからさ。
テントを出してとにかく張る、寝袋出して寝れる準備する
全部出来た、さあビールだ!いくぞ、たっぷり買ったから心配なしだ
天気もOK星空だ。

だいぶ飲んで喰った、さてと風呂行くかフロ
露天風呂があるはずだ、よくわからないし暗いので
管理人さんに聞く、反対側に歩いてゆけばあるそうだ
行ってみる、パンツとタオルは持った
ヘッドライトを点けて歩いてゆくとなんかザワザワしてる
湯気も上がっている、あそこだな?

10人くらいいる、脱衣所は無い 湯船は一個だけだから混浴だ
結構勇気がいる場所だが、酔っぱらってるし暗いしで
すぐに服脱いで入る
お?ぬるい?熱い?場所によって温度が違う
湖につながってるので色々なようだ
持っていったビールを開けて知らない人と乾杯だ
いいねえ。

風呂の帰り道キャンプ場内をウロウロと探索する
湖際にたくさんのバイクたちが横付けでテントを張ってるのを
発見、ああ明るい内に着けばこんないい場所があったんじゃないか
もー。
バイクを見て回る、ほとんどすべてが本州ナンバーだな
いいねえカッコいいねえ
札幌ナンバーちょっと恥ずかしい気がした

自分のバイクの所に行ってタイヤとかチェーンとか
オイルとか見て大丈夫ということでテントにもどる
眠れるかな?明日の道路を地図で見ておこう
今日までの道は兄貴と車で来たことのある道ばかりだったけど
あす走るつもりの道路は全くの初めてのトコばっかりだ
だいぶ不安、心配性である。
あすは早めに起きて中標津経由で羅臼に向かう
ああたのしいなあ、心配だなあ。

続く。